釧路湿原にも生息しているというクイナ。
半夜行性で姿はなかなか見られないそうですが、かつて、アイヌの女性が4~5人の子どもを連れて歩いていると、「クイナのようだ」と言われたそうです。アイヌの人たちは、たくさんのヒナを連れて歩くクイナを見ていたのですね。
クイナのアイヌ語名は、「エロ」。鳴き声から付けられた名前だそうです。
夜に活動する鳥たちは不気味だったようで、この鳥が鳴いていると子供たちを外に出さなかったそうです。伝承では、クイナは親不孝の6人の兄妹が罰を受けた姿なんだそうです。
釧路市立博物館では、「湿原の忍者クイナ」の企画展が始まりましたね。