スーパーにお正月用のタコが並びましたね。タコの紅白の色は縁起が良いのだそうです。
釧路や日高方面のアイヌの人たちは、タコをアトウイナウ「atuy-inaw(海・木弊)」と呼んでいます。なるほど、形がイナウ(木弊)に似ています!アイヌの物語の中で、プイ(エゾノリュウキンカの根)がタコになったという話もあります。ひげ状の根がタコの足に似ていますね。内浦湾では大タコが住んでいて、タコの体の色で空までが赤く見えるところは近寄るものでないと言われていたそうですが、山狩りに行ってタコの夢を見ると獲物が授かると言われていたそうです。
アイヌの人たちもイナウに似たタコは縁起が良かったのですね。