たびかさなる災害に胸がふさがる思いですが、災害対策を検討する上で過去の災害履歴を語るアイヌ語地名や、口碑伝説は重要な情報だそうです。
アイヌ語では地震の事をシシモイ「sir-si-moye(地・自分・を動かす)」と呼び、伝説では、「国造りの神が大アメマスの背中の上に大地を造ったため、下にいるアメマスがくたびれて動くので地震が起こる」のだとか。屈斜路湖の中島の下には巨大アメマスが起こす地震の伝説があり、美留和山はペケヌプリ(裂けた山)で、がけ崩れが起こりやすい地名だそうです。
アイヌの人たちは地名や伝説で災害が起こりやすい場所を残していたのですね。