釧路湿原の夏を代表する花、タチギボウシ。今年も楽しませてくれましたね。
アイヌの人たちは「ウクリキナ」「ウクキナ」と呼び、葉を刻み食料にしています。刻んだ葉は乾燥させ保存食にもしました。樺太のアイヌの人たちは刻んだ葉を陰干しにし、煮て冷ましてからシラカバやイタヤカエデの発酵させた樹液を入れ、時々混ぜて濁り酒を作ったそうです。
お酒はカムイ(神)に捧げる貴重なもの。交易で手に入れることが難しかった時代は、そのようにして作っていたのでしょうか。
タチギボウシと樹液で作ったお酒はどんな味がしたのでしょうね。