「デーデーポッポ」と聞こえるキジバトの鳴き声。
でも、アイヌの人たちは「フチ ワッカタ(おばあちゃんが水を汲む」と聞きなすのだそうです。その事を知ってからキジバトの鳴き声を聞くと、たしかに「フチ ワッカタ」と聞こえました!
キジバトのアイヌ語名は地方によって違いがありますが、屈斜路では「トイタチリtoy-ta-cir(畑・を耕す・鳥)」と呼ばれています。キジバトがエサを求めて地面をつつきながら歩く様子が耕作しているように見えたのですね。この鳥が鳴き始めると畑を耕してもよいとされ、耕作開始の目安にもされていました。一年で最も野鳥観察が楽しい季節、「フチ ワッカタ」と、聞いてみてください。