まだ枯葉の残る林床に白い可憐な花を咲かせるニリンソウ。かつてはこの時期、ニリンソウの群落をあちこちで見ることができたのでしょうね。
山菜を採取するのはアイヌの女性の仕事。ニリンソウを大量に採って干し、保存食にもしました。
アイヌ語でプクサキナ「pukusa-kina(ギョウジャニンニク・草)」とか、オハウキナ「ohaw-kina(汁物・草)」と呼ばれ、具沢山の汁物の具にされました。特に肉汁と相性が良いらしく、乾燥したニリンソウを入れると味は倍加するそうです。
でも、トリカブトの葉と似ているため誤植すると命を落とします。
可憐な白い花を見るだけにしたいですね。