オオハナウドは、アイヌの人たちから「神の山菜」と言われ、人間が儀式をするために天から降ろされた大切な山菜と言われています。この花は、花をつけるまでに4~5年かかるそうですが、アイヌの人たちはまだ花の咲かない若い葉柄を食料にしました。
アイヌ語では、全道どこでも「ピット」と呼ばれています。甘味があり、煮ることによって臭いもなくなるそうです。生で食べたり、焼いたり、煮物(ラタ)にして食べました。大量に採取できることから、乾燥させて保存食料にもされました。
オオハナウドの白い花が咲き始めました。もう、夏が近いのですね。