渓流などで見られるカワガラス。この鳥をアイヌの人たちは、位の高い神として扱ったようです。川の神の使いとして、魚のいることを人々に知らせる神。また、雄弁さを持つ神といわれています。屈斜路ではアイヌ語でホルンカッケウカムイ「hor-un-kakkew-kamuy(水・にいる・?・神)と呼ばれ、水辺にいる鳥の中で最も大事にされ、シマフクロウやエゾフクロウと同じように酒をあげるそうです。
知里幸恵著『アイヌ神揺集』にもカワガラスが出てきます。「katken…川ガラス。
昔から大そういい鳥として尊ばれている鳥です」との説明がありました。
物語の内容も面白かったです!