先日、温根内木道の横でヘビに会いました。冬眠から覚め、湿原の中で餌を探していたのでしょうか。 ヘビをアイヌ語で、タンネカムイ「tanne-kamuy(長い・神)」といい、子どもたちはヘビを殺したりするなと大人から戒められたそうです。病気になったり、 財産を失ったりというヘビの祟りを恐れたようです。 悪い話ばかりではなく、飢饉や津波から人間界を救った物語もありますし、ヤナギの削りかけでヘビの形を作った女性のお守りもありました。 また、クマはヘビが大嫌いなので、クマと出会ったときは縄を引きずって逃げると追いかけて来ないというクマ対策も伝えられています。 クマに出会いそうな場所へ行くときは、ロープ持参もいいかもしれませんね。