日本では北海道のみに生息しているエゾモモンガ。小さな体にキラキラの大きな
目が愛らしいですね。
アイヌの人たちはエゾモモンガもカムイとし、「神々の物語」に残されています。
鳴き声がアイヌの人たちが歌う子守唄の「ハタハ ン~」という繰り返しに似てい
るので、子どもをあやしたり守護する神だそうです。また、エゾモモンガが鳴いて
いるのは自分の子の子守りをしている声と受け取ったそうです。
アイヌ語で「アッ」とか「アッカムイ」と呼ばれています。
松浦武四郎は『後方羊蹄日誌』に挿絵を載せ、石狩と厚岸で獲ったものを持ってい
るとあります。
エゾモモンガを観察するには雪のある時期がベストだそうでから、これからですね。
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