紅葉が始まると、甘い香りと鮮やかにに黄葉したカツラの葉が、夏には気がつかなかったその存在を知らせてくれますね。
カツラのアイヌ語は全道で「ランコ」と呼ばれ、語源ははっきりしないそうですが、その巨木で舟を作りました。カツラで作った舟は軽くて、よく走るのだそうです。細工にしやすいカツラは舟だけではなく、臼やお盆、小刀の鞘などの日用道具も作ったそうです。空洞になった大木は、風雪を防ぐ狩人の野営場所にもなったそうですから、アイヌの人たちにとって、いろいろ役に立った木だったのですね。
地名にも、蘭越「ranko-us-i(カツラ・群生する所・所)」などが残っています。