あるとき、友人が驚きながら言った言葉が「遠矢と洞爺はアイヌ語で同じ意味なのですね!」でした。
明治になってアイヌ語地名の多くが漢字で表記され、遠矢、洞爺と違う漢字で表記されましたが、どちらもアイヌ語ではトーヤで、「to-ya(湖、沼・岸)」の意味だと知る人は少ないのかもしれません。
釧網本線の東釧路駅の隣駅が遠矢で、現在は近くに沼はありませんがすぐ横が湿原です。かつては沼があったのでつけられた地名だと、当時を想像することができますね。
遠矢駅向かい側の丘陵にはチャシ跡があり、発掘調査の結果、シカの骨や鉄製品、ガラス玉などが出土しています。遠矢駅周辺はかつてのアイヌの人たちの生活圏だったのですね。