秋から春までを生育期間とするエゾフユノハナワラビ。
枯れてきた草の中に凛と立つ胞子葉には、金色の数の子を散りばめたようについている胞子嚢が目を惹きますね。
屈斜路ではアイヌ語で、プクサキナ「pukusa-kina(ギョウジャニンニク・草)」と呼んでいたそうですが、ギョウジャニンニクとの関連は分かりません。
緑のままで越冬するこの葉は、乾燥させたサケを食べるとき刻んでふりかけて食べたそうです。また、サハリンでは、チライキナ「ciray-kina(イトウ・草)」と呼び、イトウを料理するとき一緒に使ったそうです。肺病の人には煎じて飲ませ、薬草としても使われたそうです。
ほんの少しだけ葉を湯がいて味見をしてみました。癖のない、ほんのり甘さを感じる味でした。