ほんのり甘いシラカバの樹液。商品としても販売されていまが、樹液採りの時期は今が旬ですね。

 アイヌ語では、シラカバの樹液をタッニワッカ「tatni-wakka(樺の木・水)」と呼び、容器に受けて飲んだりザゼンソウの葉を煮詰めて食べたりしたそうです。また、樺太では樹液にキハダノ実、またはクロミサンザシの実を入れてお酒も作ったようです。

 明治政府の同化政策によって禁止されましたが、かつてのアイヌの女性が施した刺青は、シラカバの樹皮を焚いて取った油煙を利用したそうです。

 他のカンバと区別するために、シラカバはレタッタッニ「retar-tat-ni(白い・樺皮・木)」とか、キタッニ「kitat-ni(光る樺皮・木)」と呼ばれました。

2015/4/14号掲載