北海道では夏鳥とされているトラツグミですが、温根内には冬にやって来るトラツグミ。
昨年に続き、今年も出会うことができました。
トラツグミのアイヌ語名は、屈斜路などではシプイマウク「sipuy-maw-kus(肛門・空気・を通る=肛門を空気が通る)」、石狩などではマウシロチ「mawsiro-cir(口笛を吹く・鳥)」と呼ばれました。
アイヌの人たちもその声から不気味な鳥と感じていたのか、鳴きまねをすると早死にすると言われた地方もあったようです。
また、人間にクマの居場所を知らせるエゾフクロウの忙しいときは、トラツグミが代理を務めるとも言われたようです。

2015/3/13号掲載