ヤナギの白い花穂が顔を出し、ようやく釧路にも遅い春がやってきたことを
感じさせてくれますね。

一般にネコヤナギとも呼ばれるその花穂は、かつてはコタンの子どもたちの
遊び道具で、ニポセタ「ni-po-seta(木・子・犬)」と呼ばれたそうです。もともと
北海道にはネコがいなかったので「木の子犬」なのでしょうか。

また、エゾノバッコヤナギはアイヌ語で、チニスス「cip-ni-susu(舟・木・柳)」
とも呼ばれ、大木は丸木舟の材にしたそうです。強い若木の皮は、夏用の靴や、
縄などに利用されました。

エゾノバッコヤナギも、利用範囲の広い木だったのですね。

2013/4/12号掲載