アイヌ語で2月に降る雨のことを、釧路地方では、キムンカムイポソ
「kimunkamuypo-soske(クマ神の子ども・はがれる=産湯)」=「ヒグマ(神)
の赤ちゃんの産湯」と呼び、沙流地方では、キムンカムイポフライエ(ク
マ神の子どもを洗う雨)と呼んだそうです。

冬眠中のヒグマが穴の中で赤ちゃんを産むのもこの時期で、2月に降る雨を
クマ狩りの目安にしたのだそうです。狩人にとっては雨の後の寒波で堅雪に
なった山は歩きやすく、授かった小熊は生きたままコタン(村)に連れて帰り
ました。1~2年大切に育てた後、盛大にイヨマンテを行い、クマ神の魂を神
の国に送りました。

2013/2/8号掲載