旅情をかきたてられる紺碧の海とハマナスの花。その果実が赤く色づき、
夏の終わりを告げています。

ビタミンCを豊富に含んでいるハマナスの果実を、アイヌ語で「マウmaw
(ハマナシの果実)」と呼び、種を取り除き生で食べました。また、
乾燥させて貯えておき、イヨマンテ(熊送り)のとき、それをアザラシの
油などを入れ煮て粥にし、神の国に帰るクマのお土産にしたそうです。

トゲのあるこの木は除魔力があると考えられ、悪い病気がはやると
戸口や窓などに立てられました。

2012/9/7号掲載