かつては北海道全域に生息していたというシマフクロウ。

アイヌの人たちは、コタンコロカムイ「kotan-kor-kamuy(村・を所有する・神)
=村を守護する神」などと呼び、釧路川筋などでは、クマより位の高い神と
敬われていました。

洞木の中で捕らえたシマフクロウの雛は家にもって帰り、仔熊より大事に飼
われてイオマンテ(神を送る儀式)をしました。間違いがあると村に災いが
及ぶと考えられていたため、参加できるのは古式の儀式をわきまえた位のあ
る古老たちだけで、厳しい格式のある祭事だったそうです。
昭和58年、屈斜路湖畔で75年ぶりにイオマンテが再現されたそうですが、そ
れが最後だそうです。

2011/12/9号掲載