2011年10月

ミヤマカケス

ドングリが大好物なミヤマカケス。今年の不作で困っているのでしょうか。

アイヌ語では、エヤミ・トノ「eyami-tono ミヤマカケス・殿」、パケウ・チカ・カムイ
「parkew-cikap-kamuy (口達者な・鳥・神)」などと呼ばれ、雄弁な神として扱われています。

 アイヌの物語には、村の飢饉を救ったミヤマカケスの話が残されています。得意の雄弁を
もって神様に熱心に訴え続けた結果、人間界の危急が救われた話です。この話の背景には、
シカやサケを粗末に扱った人間に、神様が怒った結果の飢饉でした。

 ミヤマカケスがさわいでいる下には、シカの群れがいるそうです。

2011/10/28号掲載

エゾタヌキ

 先月、温根内ビジターセンターの横で、エゾタヌキを見ました。修学旅行の生徒さんと一緒のときで、私たちと目が合うと、ゆっくり向きを変え草むらに消えて行きました。

 この愛らしいエゾタヌキを、アイヌの人たちは、モユ「mo-yuk(小さな・えもの)」と呼び狩猟の対象でした。方法としては、巣穴いるところを犬や棒を使って引き出すことが多かったようです。窮地にあったエゾタヌキは、死んだまねをして出て来ることもあったそうです。

クマと同じように檻を並べて飼い、モユ・イヨマンテ(エゾタヌキの魂送り)をしたそうです。

2011/10/14号掲載