2011年02月

ワカサギ

氷結した湖面に穴を開けて行うワカサギ釣り。
釣り好きに限らず一度はやってみたい冬の体験ですね。

雪が解け川の水が増すころの産卵期には、川がワカサギで黒くなるほど大群が
遡上し、産卵行動で水しぶきが上がるそうです。ワカサギのアイヌ語名、
シルコポプ(<シコポ)は、そんな様子からつけられたようです。

知里真志保の『分類アイヌ語辞典』に、ワカサギはsirkopop とあり、シコポ
[sir-ko-pop その辺りの様子・擬態などの叙述を導く小辞・湧く]だと思われます。
平たく訳すと「辺りの様子がそれで湧き立つ」=「ワカサギ」。
ストレートないい方がとてもアイヌ語らしいですね。

2011/2/25号掲載

カラス

 白糠と音別の境にある「馬主来(パシクル)沼」を知っている人は多
いと思いますが、意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
「パ(paskur)」とはアイヌ語で「カラス」のことなのです。

 「昔、沖に出た神様が濃霧のため岸につけなく困っていたところ、霧の
中からカラスの鳴き声がし、その声に導かれて無事に岸につくことができた。
それ以来ここをパシクルと呼ぶようになった」との伝承があります。

 アイヌの人たちはカラスの鳴き声の違いで「訪問客が来る」「クマの穴を
知らせてくれる」など、カムイの知らせとして受けとめ、感謝したのでした。

2011/2/10号掲載

トドマツ

  アイヌの人たちの陸獣狩猟は冬季を中心に行われました。冬毛のほうが毛皮の質がよいことや、肉が腐りにくいことなどからだそうです。
野営をするときは、トドマツで仮小屋を作りました。

 アイヌ語でトドマツのことをフプ[hup]といい、阿寒の布伏内は[トドマツ・群生する・川]、フップシ岳は[トドマツ・群生する・山]の意味があります。
松脂は接着剤として利用されました。

2011/1/29号掲載

トドマツ

  アイヌの人たちの陸獣狩猟は冬季を中心に行われました。冬毛のほうが毛皮の質がよいことや、肉が腐りにくいことなどからだそうです。野営をするときは、トドマツで仮小屋を作りました。

 アイヌ語でトドマツのことをフ[hup]といい、阿寒の布伏内は[トドマツ・群生する・川]、

フップシ岳は[トドマツ・群生する・山]の意味があります。

松脂は接着剤として利用されました。

2011/1/29号掲載