頬の白い斑が愛らしいホオジロガモ。釧路湿原の湖沼にも渡ってきましたね。

アイヌ語名は「エアウワeauwa」で、ホオジロガモの鳴き声からつけられた呼び名
だそうです。

鳥の鳴き声は人間に何かを伝えるためのメッセージと捉えていたアイヌの人たちは、ホオジロガモの鳴く声にも耳を傾けました。「ピーピー」と鳴くと東風が吹いて海が荒れる。「エエイ アウワ」とか「アッホウ エアウワ」と鳴くと、波の穏やかな凪の状態になると聞き分けました。ホオジロガモを含めた水鳥も、魚の回遊を教えてくれ、天侯の変化を教えてくれる神だそうです。

冬のバードウオッチング、ホオジロガモの声も聞いてみたいですね。

2014/11/14号掲載