シソ科のナギナタコウジュは、アイヌの人たちが飲むハーブティーの代表格で、アイヌ語では、エントウセイ「ento-usey(ナギナタコウジュ・お湯)」と呼ばれています。

風邪をひいたときや二日酔いのときで食欲がないときは、出来上がったお粥の中に茎葉を入れ香気高いエントサヨ「ento-sayo(ナギナタコウジュ・粥)」を作りました。

アイヌの人は、たださわやかな香りを楽しむだけではなく、ナギナタコウジュを体に入れることで、臭いのきついものを嫌う病魔を遠ざけるという意味もあったようです。

道端でも見られるナギナタコウジュ、陰干しにして「エントウセイ」を作ってみませんか?

2014/9/12号掲載