アイヌの人たちの陸獣狩猟は冬季を中心に行われました。冬毛のほうが毛皮の質がよいことや、肉が腐りにくいことなどからだそうです。野営をするときは、トドマツで仮小屋を作りました。
アイヌ語でトドマツのことをフプ[hup]といい、阿寒の布伏内は[トドマツ・群生する・川]、フップシ岳は[トドマツ・群生する・山]の意味があります。松脂は接着剤として利用されました。
2011/1/29号掲載