「昨日札幌でシカのしゃぶしゃぶを食べました」。
先日、長野県から来たお客様が温根内の木道を歩きながら話してくださいました。
とてもおいしかったそうです。
シカのことをアイヌ語ではユ「yuk(シカ)」といい、幾寅、勇駒別など各地に
シカのつく地名がたくさん残されています。食料としてはもちろん、角や毛皮も
余すところなく利用しています。
冬用の毛皮の靴は、今風のブーツで、現代の若い人たちにも喜ばれそうですね。
ここ数年シカが増えすぎて問題になっていますが、生態系を壊さず自然と共生してきた
アイヌ民族の考え方に耳を傾けるのもいいかもしれませんね。
2010/02/25号掲載