エゾモモンガ

日本では北海道のみに生息しているエゾモモンガ。小さな体にキラキラの大きな 目が愛らしいですね。 アイヌの人たちはエゾモモンガもカムイとし、「神々の物語」に残されています。 鳴き声がアイヌの人たちが歌う子守唄の「ハタハ ン~」という繰り返しに似てい るので、子どもをあやしたり守護する神だそうです。また、エゾモモンガが鳴いて いるのは自分の子の子守りをしている声と受け取ったそうです。 アイヌ語で「アッ」とか「アッカムイ」と呼ばれています。 松浦武四郎は『後方羊蹄日誌』に挿絵を載せ、石狩と厚岸で獲ったものを持ってい るとあります。 エゾモモンガを観察するには雪のある時期がベストだそうでから、これからですね。

カツラ

紅葉が始まると、甘い香りと鮮やかにに黄葉したカツラの葉が、夏には気がつかなかったその存在を知らせてくれますね。
カツラのアイヌ語は全道で「ランコ」と呼ばれ、語源ははっきりしないそうですが、その巨木で舟を作りました。カツラで作った舟は軽くて、よく走るのだそうです。細工にしやすいカツラは舟だけではなく、臼やお盆、小刀の鞘などの日用道具も作ったそうです。空洞になった大木は、風雪を防ぐ狩人の野営場所にもなったそうですから、アイヌの人たちにとって、いろいろ役に立った木だったのですね。
地名にも、蘭越「ranko-us-i(カツラ・群生する所・所)」などが残っています。

カワセミ

数年前、ペカンペ採りに達古武湖に行ったとき見たカワセミ。湖を見つめながら背中の鮮やかなコバルトブルーを見せてくれた後、向きを変え胸のオレンジまで見せてくれました。
屈斜路湖では「ソカイカムイ」と呼ばれていますが、塘路ではチェパッテカムイ「cep-atte-kamuy(魚・群がらせる・神)」と呼ばれ、カワセミが飛んで行くところに魚がいるといって、回転銛を持って川に行ったそうです。
また、屈斜路では昔、カワセミが突然川に突き刺さったかと思うと、1mもあるイトウが舟の近くに浮かび上がり飢餓から救われた、という言い伝えがあるそうです。
美しいカワセミは魚を与えてくれる神だったのですね。