アホウドリ

一時は絶滅の危機にまで追いやられたアホウドリ。 かつては早春から晩秋にかけて北海道にも飛来していた海鳥でした。 複数のアイヌ語名がありますが、釧路地方やオホーツク海岸では「シカベ (意味は不明)」とか、オンネチカ「onne-cikap(大きい・鳥)」と呼ばれ ていました。 アイヌ伝承では、アホウドリの頭骨を大事に持っていると疫病除けになる とか、その骨で削った粉を煎じて飲むと病気が治ると伝えられています。 また、そのくちばしで漁の吉凶も占ったそうです。アイヌの人たちには馴 染みの海鳥だったのですね。 釧路の幣舞遺跡からはアホウドリの骨が出土しているそうです。

カワガラス

渓流などで見られるカワガラス。この鳥をアイヌの人たちは、位の高い神として扱ったようです。川の神の使いとして、魚のいることを人々に知らせる神。また、雄弁さを持つ神といわれています。屈斜路ではアイヌ語でホルンカッケウカムイ「hor-un-kakkew-kamuy(水・にいる・?・神)と呼ばれ、水辺にいる鳥の中で最も大事にされ、シマフクロウやエゾフクロウと同じように酒をあげるそうです。
知里幸恵著『アイヌ神揺集』にもカワガラスが出てきます。「katken…川ガラス。
昔から大そういい鳥として尊ばれている鳥です」との説明がありました。
物語の内容も面白かったです!

シマリス

冬眠の準備に忙しいシマリスくんに会いました!愛くるしいその姿に癒されますね。 シマリスを春採・足寄では、カセク「<kasi-ikir-kor-kur(その上に・線・を持つ・神)」と呼び、屈斜路湖ではニスコクル「ni-suy-kor-kur(木・穴・を持つ・神)」と呼ばれました。 旭川の近文では「大きなクマを授けてくれ」と頼んだりもしたそうですが、なぜかアイヌの人たちには嫌われ者だったようです。エゾリスの拝んでいるような様子が、貧乏くさく不吉とされた同じ理由からでしょうか。資料からは見えませんが、何らかの理由があったのですね。