シマリス

冬眠の準備に忙しいシマリスくんに会いました!愛くるしいその姿に癒されますね。 シマリスを春採・足寄では、カセク「<kasi-ikir-kor-kur(その上に・線・を持つ・神)」と呼び、屈斜路湖ではニスコクル「ni-suy-kor-kur(木・穴・を持つ・神)」と呼ばれました。 旭川の近文では「大きなクマを授けてくれ」と頼んだりもしたそうですが、なぜかアイヌの人たちには嫌われ者だったようです。エゾリスの拝んでいるような様子が、貧乏くさく不吉とされた同じ理由からでしょうか。資料からは見えませんが、何らかの理由があったのですね。

トンボ

秋の訪れを感じさせてくれるトンボ。先日、釧路湿原ではたくさんのトンボが飛んでいました。
屈斜路や美幌などでは、アイヌ語でハンクカチュイ「hanku-ka-cuy(へそ・の上・を刺す)」と呼ばれました。トンボの動作からつけられた名称ですね。
また、トンボを色によって区別している所もあるそうです。赤はフレ、黒はクンネ、まだらはシリキオをつけて呼んだそうです。
アイヌの諺に「トンボがたくさん群れている所へ行き合わせると縁起がよい」とあるそうです。街ではなかなかトンボの群れに出会えませんが、釧路湿原周辺では確率は高そうですね。

アオバト

釧路湿原周辺を歩いているときに聞いたアオバトの声、「ワウォウ」。 何と寂しい声で鳴くのでしょう。友人の一人は鳥の声とは思わなかったようです。
アオバトをアイヌの人たちは、「ワオ」とか「ワウォウ」と呼び、その鳴き声が名前 になっています。沙流地方では次のような物語が残されています。 「昔、山に行った夫がいつまでも帰らないので、妻は泣きながら山を探し歩いて死ん でしまった。かわいそうに思った神様はその女を鳥にしたので、今もアオバトの姿を しながら、ホアホワオ ホアホワオ ワオホワオ… といって鳴くのだという」
アオバトの悲しげな鳴き声は、確かに女の人が泣いているような声にも聞こえますね。 アイヌの人は、鳥の鳴き声からも物語を紡いだのですね。